外耳炎
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概要
耳介から鼓膜までの外耳道に炎症が起きる病気です。 耳が垂れている猫種(スコティッシュ・フォールドやペルシャなど)に多く見られます。カビや酵母(マラセチア)などの真菌、細菌(バクテリア)、寄生虫(ダニ)、アトピーやアレルギーなどによりひきおこされるもの、また原因が分からないもの(特発性)もあります。放っておくと慢性化したり、中耳炎・内耳炎と患部が奥に広がっていくため注意が必要です。
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症状
耳をかく・耳が腫れる・耳垢が多い・耳垢が脂っぽい・耳から悪臭がする・頭を振る・首を傾げる
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検査・処置等
・耳垢の採取、性状の検査
・耳の洗浄
・点耳薬の塗布、抗菌剤、駆虫薬、皮膚病の治療
・外耳道の切除手術 -
管理
耳を清潔にしておきます。耳垢や毛が耳に溜っていないか、日頃から確認しておきましょう。毛を抜いたり、耳洗浄液の使用もおすすめします。
MEMO
猫は耳が立っている種類も多いため、どちらかというと犬の方が罹りやすい病気といえます。耳は大変複雑でデリケートな器官ですので、間違った方法で洗浄等処置を行うと症状が悪化してしまうこともあります。かかりつけの病院に相談することをお勧めします。
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