尿毒症
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概要
腎臓の機能が何らかの原因で低下することで、毒素が尿として体外に排出できなくなる病気です。 尿素や窒素などが体内に蓄積すると、脳神経や心臓を含む全身の臓器に深刻な障害をひきおこします。原因は、腎不全の進行、低血圧(腎臓への血液量低下)、腎炎、尿路結石症(尿路の閉塞)、また外傷や中毒によることもあります。放っておくと命の危険があります。
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症状
食欲がない、嘔吐、下痢、便秘、体重が落ちる、元気がない、毛艶が悪い、貧血、けいれん、口臭がある
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検査・処置等
・血液検査
・利尿剤、輸液投与
・点滴、透析 -
管理
腎臓や心臓の疾患から発症することがよくあるため、予防や早期発見のために定期的に健康診断を受けましょう。家庭では、水を飲む量やおしっこの量に異常がないか、日頃から確認が必要です。人間の食べ物は塩分が高く腎臓の負担になるので、与えないようにしましょう。
MEMO
緊急措置を要する病気です。特に、けいれんや昏睡など神経症状があるときは命にかかわります。様子がおかしいと思ったら初期症状かもしれませんので、迷わず病院に連れていってあげましょう。
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