気管支炎

• 概要

  口から肺まで続く気管の先の方（気管支）が何らかの原因で炎症を起こす病気です。 原因は、ほこり、ウイルスや細菌の感染、アレルギー、冷気、薬品や刺激性のガス、異物飲み込みなどです。猫の気管支炎では、猫ウイルス性呼吸器感染症や、猫カリシウイルス感染症が原因となって発症することもよくあります。悪化すると慢性化したり、肺炎や気管支拡張症などをひきおこすこともあります。

• 症状

  咳がでる、呼吸が荒い、呼吸困難、食欲がない、けいれん、発熱

• 検査・処置等

  ・Ｘ線検査
  ・咳止め、気管支拡張剤、ステロイド投与
  ・抗菌剤、抗真菌剤投与
  ・解熱、鎮痛措置
  ・吸入器、水分補給

• 管理

  日頃から衛生環境に注意しましょう。埃や気温の変化を少なくし、清潔で快適な生活が送れるようにします。また接着剤や塗料など揮発性のものやタバコの煙を吸い込ませないようにしましょう。細菌感染が原因のときはワクチン接種をおすすめします。