鼻炎

• 概要

  鼻の穴（鼻腔内）の粘膜に炎症を起こす病気です。 原因は、真菌、細菌、ウイルス、アレルギー、異物の侵入や口腔内疾患などですが、猫では猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウィルス感染症、クリプトコッカス症などからひきおこされることがよくあります。症状が軽ければ処置後数日で快方に向かうこともありますが、慢性化してしまうと副鼻腔炎等をひきおこすこともあります。犬よりも猫に多くみられる病気です。

• 症状

  鼻みずが出る・くしゃみが出る・鼻が詰まる・鼻みずに血が混じる・口呼吸をする・目ヤニが出る ※鼻みずはサラサラの液状のとき、黄色や緑の膿状のときがあり、各々原因が異なります。

• 検査・処置等

  ・鼻みずの性状検査、口腔内検査
  ・Ｘ線検査、ＣＴ検査
  ・消炎剤、抗菌剤、抗アレルギー剤、抗ウイルス薬

• 管理

  定期的に感染症の予防接種を受けておきましょう。また、免疫力を高めるために生活面（環境、食事、運動）などに日頃から気を配ることが大切です。