食道炎
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概要
口から胃までの管(食道)が何らかの原因で炎症を起こしてしまう病気です。 原因は、刺激物や異物の摂取、他の疾患や感染症、嘔吐による胃液の逆流、医原性(医療行為の結果)などです。痛みがひどいと食べたものや唾を飲み込めずに吐出したり、泣いたりするようになります。さらには、吐出したものが肺に入ると誤嚥性肺炎を併発したり、食道狭窄や巨大食道症を併発することもあります。
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症状
よだれを垂らす、食欲がない、元気がない、嘔吐する、体重が減る、咳がでる
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検査・処置等
・X線検査
・内視鏡検査
・流動食への切り替え
・抗菌剤、抗炎症剤
・手術 -
管理
日頃から生活環境や食事に注意が必要です。薬品類(洗剤など)、木・金属・ブラスチック片、文房具、電池など飲み込んでしまいそうなものは片づけておきましょう。極端に熱いもの、肉や魚の骨、果物の種、その他サイズの大きな食品などはそのまま与えないようにしましょう。
MEMO
誤飲しそうなものはとにかくたくさんありますが、特に危険なものは、ボタン型の電池(電流で食道や胃に穴が開きます)、たばこ、ピアスや指輪などのアクセサリー、焼き鳥の串といったところにも注意が必要です。 ちなみに「医原性」というのは、手術や麻酔、チューブの挿入などによって生じるものの総称です。
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