副鼻腔炎
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概要
鼻の穴から続いている奥の空洞部分(副鼻腔)の粘膜が炎症を起こして慢性化する病気です。 原因は、細菌やウィルスの感染、鼻炎の悪化、鼻の内部や周辺部の外傷や腫瘍などです。症状は鼻炎と似ていますが、副鼻腔炎に移行すると治りにくくなります。さらに、鼻みずが溜った状態が続くと、蓄膿症になってしまいます。
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症状
くしゃみが出る、鼻みずが出る、鼻筋が腫れる、鼻血が出る、呼吸が荒い、目やにが出る、鼻が腫れる、食欲がない
※鼻炎は水性の、副鼻腔炎は膿性の鼻みずが出ます。 -
検査・処置等
・X線検査、CT検査
・抗菌剤、消炎剤 ・吸入器
・外科的治療(洗浄) -
管理
鼻炎の悪化による発症がよくみられるため、鼻炎の症状があらわれたら慢性化する前に処置をする必要があります。感染症に対してはワクチンの接種をおすすめします。
MEMO
臭覚が弱ることで食欲も落ち、痩せてしまうことがあります。また、歯周病から進行することもあり、一度かかってしまうと治りにくく、生涯を通じて息が苦しい状態となってしまいます。そうならないよう、鼻炎などの初期段階で病院に連れていってあげましょう。
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