慢性腎不全
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概要
腎臓の機能が何らかの原因で働かなくなり、老廃物を体外に排出できなくなくなったり、ホルモンの分泌に異常をきたしたりする病気です。 原因は、腎盂腎炎などの腎臓疾患や急性腎不全からの移行などですが、原因がはっきりしないこともよくあります。高齢の猫によくみられ、重症のときは尿毒症へと進行し命の危険もあります。
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症状
食欲がない、元気がない、体重が減る、おしっこの量が多い、おしっこが薄い、水を飲みたがる、嘔吐、毛艶が悪い、下痢、便秘、貧血、けいれん
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検査・処置等
・血液検査、尿検査
・X線検査、超音波検査
・ホルモン製剤
・点滴、腹膜透析、輸血
・食事療法 -
管理
定期的なワクチン接種や定期検診を受けることで、原因となる病気の予防に努めましょう。栄養・食事管理(適性な塩分・たんぱく質・リン)、人間の食べ物を与えない他、おしっこの量を日頃から確認しましょう。
MEMO
機能を失った腎臓は再生しませんので、早期発見が重要なのですが、腎臓は75%程度の機能が失われてはじめて症状が顕在化してくるため、気づいた時にはかなり進行していることがほとんどです。手遅れにならないよう、少しでも異常を感じたらすぐに病院に連れていってあげてください。
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早めにかかりつけの動物病院で診察を受けてください。