耳疥癬
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概要
ミミヒゼンダニ(耳ダニ)が耳に感染して起こる病気です。 原因は、既に感染している動物との接触です。ミミダニは、耳垢やリンパ液、血液などを栄養源に耳の中で成長、産卵、孵化と繁殖し外耳炎や耳血腫を誘発します。感染すると黒い耳垢がどんどん増え、耳の周辺や首まで感染が拡がることがあります。屋外の猫や幼い猫に多くみられ、犬やフェレットなどにも感染します。
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症状
耳をかゆがる、耳垢が多い、耳垢が黒い、耳が臭い、頭を振る
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検査・処置等
・洗浄
・殺ダニ剤
・抗菌剤 -
管理
できれば室内で飼育し、衛生環境を保ちましょう。耳垢や耳からの臭いなど、日頃から注意をしておきましょう。多頭飼いの際は特に注意が必要です。ブラシ、タオル、シーツ、おもちゃなどは完治するまで消毒を行い、感染が拡がるのを防がなければなりません。
MEMO
激しいかゆみがあるため、放っておくと爪でかきむしることにより細菌感染、出血、化膿など症状がどんどん悪化してしまいます。殺ダニ剤を外用・内用で使いますが、2~3回続けて行うことが必要です。多頭飼いの際、実際は1頭だけではなくみんな一緒に処置を行うことがよくあります。耳周辺以外で頭や足などにも症状があるときは、疥癬(穿孔ヒゼンダニ)の可能性もありますので、早めに病院に連れていってあげましょう。
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