
脈絡網膜炎
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概要
眼球の内側を覆っている膜(脈絡膜と網膜)が炎症を起こす病気です。 原因は、ウイルスや細菌、真菌、寄生虫などの感染、けんかによるけが、全身や免疫の疾患などです。網膜はカメラのフィルムのような役割があり、脈絡膜は網膜に栄養を運んでいます。初期には症状がほとんど現れないこともありますが、重症化すると網膜剥離などから失明してしまう恐れもあります。猫では猫伝染性腹膜炎、猫白血病、クリプトコッカス症、トキソプラズマ症などから生じることもよくあります。
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症状
目がみえづらい、つまづく、よろける、ものにぶつかる、壁づたいに歩く
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検査・処置等
・眼底検査
・抗菌剤、抗真菌剤など -
管理
定期的に健康診断を受け、原因となる他の疾患の早期発見を行いましょう。
MEMO
他の病気の影響で発症することが多く、感染症や目以外の病気でも心内膜症や子宮蓄膿症などからひきおこされることがあります。また失明ともなれば相当に不自由な生活を強いられます。そうならないために、少しでも違和感があればすぐに病院に連れていってあげましょう。
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