コクシジウム症
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概要
寄生虫(コクシジウム類イソスポラ)が小腸に寄生して発症する病気です。 原因は、感染した猫の糞に含まれるイソスポラ原虫の卵が口に入ってしまうことです。生後数か月ほどの幼い猫に良くみられますが、健康状態がよい時は感染しても発症しません(日和見感染)。
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症状
下痢、食欲がない、元気がない、疲れやすい、体重が減る、嘔吐、熱がある、糞に血が混ざる、脱水症状
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検査・処置等
・便検査
・駆虫剤
・抗菌剤
・下痢止め、吐き気止め
・輪液 -
管理
衛生環境を保ちましょう。排泄されたばかりの卵(オーシスト)には感染力がありませんので、糞は気づいたらすぐに処理をします。また、健康状態を保ち免疫力を高めておくため、日頃から栄養管理には注意をしましょう。。また、定期健診を受けていれば、便検査で感染しているかも分かります。
MEMO
潜伏期間は1週間ほどで、3週間ほどで回復することもありますが、逆に症状が進んだときは、幼猫によくみられることもあり命を落としてしまうこともあります。健康状態がよくないということは、他の感染症にも掛かっていることも考えられますので、異常がみられたらすぐに病院につれていってあげましょう。
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