犬の病気の大辞典

緑内障

  • 概要

    眼は房水という液体で満たされていています。眼球内の房水の量が増え眼圧(眼球内の圧力)が上昇すると視神経や網膜が圧迫されます。そのために視覚障害がおこる病気です。 激しい痛みを伴うことがあり、進行すると数日で視力を失うこともあります。

  • 症状

    角膜が白く濁る。白目が充血している。瞳孔が開いている。目を細める。目を閉じていることが多い。涙が多い。元気がない。食欲がない。頭を触られるのをいやがる。つまづく。物にぶつかる。まぶたが痙攣している。

  • 検査・処置等

    眼圧測定、眼底検査、隅角検査 点眼薬、外科手術

  • 管理

    日常生活の中で早期発見をすることが難しい病気です。異常に気がついたときにはかなり症状が進んでいることがあります。普段と素振りが違い、少しでも違和感があるときには動物病院で検査をしてもらいましょう。

MEMO

動物は痛みや異常をがまんすることがあります。気がついたころには病態が進行している可能性があります。失明となれば不自由な生活を強いられますから、そうならないために日ごろから定期健康診断をお勧めします。

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