パルボウイルス感染症
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概要
パルボウイルスの感染により、消化器や心臓の障害、敗血症などがひきおこされる病気です。 下痢や嘔吐がひどいとショックに陥り大変危険です。妊娠中の母犬に感染すると流産することがあります。免疫力の低い幼犬や高齢犬は要注意です。
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症状
おおむね5から7日間(長くて2週間ほど)の潜伏期間の後、以下のような症状があります。 激しい下痢。激しい嘔吐。食欲がない。元気がない。体重が減少。発熱。吐血。血便。便が黒い。脱水症状。
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検査・処置等
抗菌剤 輸液、輸血
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管理
予防としてワクチン接種が有効です。適切な時期や回数などは年齢や犬種にもよりますので、かかりつけの動物病院に相談してください。日ごろから栄養や運動面に注意し、体力や免疫力を高めておくことが大切です。
MEMO
パルボウイルスに直接効く薬はなく、脱水症状やショックを和らげることが治療の目的となります。便や嘔吐物、食器、用具、また飼い主さんの手や服などからも感染しますので、消毒を徹底する必要があります。
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