狂犬病
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概要
狂犬病ウイルスの感染によって、中枢神経の障害をひきおこす病気です。 このウイルスは唾液に含まれており、感染した動物に咬まれたり舐められたりすることによって感染します。凶暴化する狂操型がよく知られていますが、感染後すぐにマヒ状態に陥り数日で亡くなる沈鬱型もあります。ヒトを含む哺乳類に感染し、発症すれば100%死亡する恐ろしい病気です。日本ではワクチン接種が義務化されており現在は発生しておりませんが、アジアを含め世界では一般にみられる病気です。
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症状
攻撃的になる。咬みつく。よだれが出る。吠える。ものを飲み込めなくなる。挙動不審。けいれん。水を怖がる。
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検査・処置等
脳組織の病理検査(死亡後) ※有効な治療方法はありません。
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管理
ワクチンの接種です。
MEMO
日本で罹患する可能性はとても低いのですが、海外渡航や来日外国人に伴う動物帯同があるため、知っておいたほうが良い病気です。海外で動物と接触することは用心が必要です。実際2006年にはフィリピンで犬に咬まれた日本人が狂犬病にかかり、帰国後亡くなっています。ちなみに、日本では犬以外にも、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンクが検疫対象になっています。
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