犬の病気の大辞典

肛門周囲腺腫

  • 概要

    肛門の周辺に、直径1センチ以上の隆起(結節状の腫瘍、発疹の一種)ができる病気です。 雄性ホルモンがひとつの原因と考えられています。去勢していない高齢期の雄犬にみられます。まれに雌犬に発症することがあります。肛門周囲でない部分(腹部や頭部)に現れることもあります。

  • 症状

    肛門の周辺にしこりができる。お尻をかゆがる。お尻を舐める。便秘。肛門の周辺の出血。肛門周囲の化膿。排便しづらい

  • 検査・処置等

    ・病理検査
    ・ 外科手術、去勢

  • 管理

    去勢手術によって発生を抑えることができます。

MEMO

再発する可能性があります。いわゆる良性か悪性か調べるためには、動物病院で検査をしましょう。いったん良性と判断されても、悪性へ変化することがあります。性ホルモンが関与する病気という点からいえば、体力のある若いうちに去勢を受けておくことをおすすめします。

お近くの病院を探す

サイトご利用にあたって

当サイトは犬と猫の病気を調べることができますが、気になる症状がありましたら
早めにかかりつけの動物病院で診察を受けてください。