股関節形成不全
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概要
股関節の発育不全により、股関節の変形や炎症をおこす病気です。 遺伝と環境と栄養の3要因が関係すると言われています。大型犬の発育期(生後1年程度)によくみられ、両側の股関節に発生することもあります。良くない状態の場合、股関節がかみ合わず脱臼が慢性化したり、歩行が困難になります。
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症状
歩き方がおかしい。腰を振って歩く。うさぎ跳びのような動き。足を痛がる。じっとしている。運動を嫌がる。疲れやすい。座り方がおかしい。足をかばう。足をひきづる。立ち上がるのがつらそう。
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検査・処置等
・触診、身体検査、エックス線検査
・鎮痛剤、抗炎症剤
・レーザー療法、外科手術
・運動制限、食事制限 -
管理
発育期における体重過剰を避けることが特に重要です。栄養管理に心がけましょう。過度な運動、ジャンプなどは避けましょう。床材はフローリングよりもカーペットのほうが関節への負担を少なくできます。
MEMO
治療は個別の状況によってさまざまです。手術をしないこともありますしすることもあります。適切とされる管理は個体によって違います。動物病院によく相談をしましょう。
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