犬の病気の大辞典

肝硬変

  • 概要

    慢性的な障害や炎症によって肝臓の機能が失われてしまう病気の総称です。 ウイルスの感染、毒物、劇物、免疫反応などによるといわれています。それらによって肝細胞障害や肝炎が長期、反復することで肝臓が黄色く硬く変質し再生が不可能になります。さらに進行すると肝不全へと進んでしまいます。

  • 症状

    疲れやすい、食欲がない、体重が減る、嘔吐、下痢、黄疸が出る、意識障害

  • 検査・処置等

    ・血液検査、エックス線検査、超音波検査、CT検査、肝生検
    ・抗菌剤、ホルモン製剤、利胆剤、強肝剤

  • 管理

    日ごろから薬物や毒物を摂取しないように気をつけましょう。肝臓は再生力が高い臓器で症状が現れにくいため、気づいた時には病気がかなり進行しているかもしれません。健康診断を受ける際には生活環境についても相談するとペットの健康維持に役立ちます。

MEMO

肝臓は代謝や解毒等の非常に重要な機能をしています。重要な機能を維持するために再生能力は強いのですが、限界がないわけではありません。一度、機能を失ってしまうと、もとに戻ることはできません。高齢期になるまで健康であっても、臓器の機能を確認するために、高齢期前の健康診断を受診されることをおすすめいたします。

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