横隔膜ヘルニア

• 概要

  胸部と腹部を隔てている筋肉の膜（横隔膜）が、欠けていたり、破れてしまうことで、腹腔内の臓器が胸腔内に入り込んでしまう病気です。 非外傷性のもの、事故やけがなど外傷性のものがあります。横隔膜が破れてしまうと、肺が空気を取り込みづらくなるのに加え、胸腔に侵入した肝臓や胃などが肺を圧迫することで、さらに呼吸を困難にします。

• 症状

  呼吸が速い、呼吸が苦しそう、食欲不振、嘔吐、ぐったりしている、皮膚が青紫になる、（苦しくて）暴れる、ショック

• 検査・処置等

  ・聴診、エックス線検査
  ・外科手術
  ・経過観察

• 管理

  交通事故や転落、落下により発生することがあります。普段の生活や散歩時に危険がないか注意して暮らしましょう。