破傷風
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概要
傷口などから体内に入った破傷風菌が生み出す毒素によって、神経系に様々な障害をおこす病気です。 潜伏期間は数日から2週間ほどで、その後けいれんや、光、音、振動や接触などに対して異常に反応するようになり、そのまま悪化すると4~5日程度で命を落とすことになります。
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症状
けいれん、咀嚼困難、体がこわばる、口が開かない、顔がひきつる、歩けない、(光や音など)刺激に敏感、呼吸困難
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検査・処置等
・視診、問診
・消毒
・鎮静剤、抗菌剤
・酸素吸入 -
管理
けがをした際はすぐに消毒と適切な処置を行い、破傷風菌が体内に入らないようにしましょう。
MEMO
顔の筋肉のけいれんやひきつりから、まるで笑っているような表情になることがあります。けがによる傷以外では手術傷や、母犬から臍帯を通じて胎仔に感染することもあります。致死率が高い病気です。異常に気がついたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。人も感染する人獣共通感染症の1つですが、人から人へ感染することはありません。
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早めにかかりつけの動物病院で診察を受けてください。