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vol.01

毎年しっかり行いたいフィラリア予防の注意点

今回はワンちゃん・ネコちゃん共通のフィラリア予防に関するお話です。

投薬方法なども考え最適な予防薬を選択

今年も各種感染症を予防する季節がやってきました。今回はフィラリア症の予防の注意点についてお話ししたいと思います。
予防のためのお薬は投薬の方法により、①経口薬、②スポット剤、③注射薬の3種類に分かれます。さらに、①の経口薬には錠剤とチュアブルタイプがあります。
①の経口薬や②のスポット剤には様々な製品があリ、フィラリア症の予防だけではなく、消化管内寄生虫やノミ・マダニの駆除効果を併せ持つお薬もあります。
③の注射薬は、製品によって6か月から1年間の長期にわたる予防効果を有します。投薬のしやすさ予防できる感染症の種類、投薬の回数を動物病院で相談し、小さなご家族に最適な予防薬を選択してあげてください。

フィラリア予防はネコちゃんも大切

ワンちゃんの場合は予防薬を投薬する前に、すでにフィラリア症に感染していないか、毎シーズンごとの確認検査が必要です。万ー感染している状態で予防薬を投薬してしまうと、体調を崩してしまうことがあリます。
近年ではネコちゃんもフィラリア症に感染することがわかっており、命に関わる重い症状となってしまうケースもあリます。室内飼育のネコちゃんでの感染例もあるため、ネコちゃんにとってもフィラリア予防はとても大切です。

春の健康アドバイス

マダニ対策もお忘れなく

暖かくなるとマダニの活動が盛んになります。マダニは葉っぱの先端に潜み、動物たちが近くを通リかかるのを待っています。寄生されると気持ちが悪いだけでなく、犬バベシア症や猫ヘモプラズマ症などの病気に感染するリスクもあります。SFTSやライム病、ダニ媒介脳炎などの病原体を持ったマダニがペットに寄生し、人の生活圏に持ち込まれる可能性もあります。お散歩後のブラッシングと併せて、万が一寄生されてもすぐにマダニが落ちるよう予め駆除薬を投与しておくと安心です。

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