普段から健康に気をつけて 咳や鼻水が出たらすぐ対処
風邪のような症状を軽視するのはNG
寒い日々が続きますが、皆さま体調を崩されてはいませんか？
人なら風邪が流行する季節ですが、動物病院では「風邪」という病気を扱うことはありません。もちろんワンちゃん・ネコちゃんも咳やくしゃみ、痰や鼻水が出る症状を示すことはあります。症状から「風邪」と診断できれば簡単ですが、必ずしも風邪と似たような病気であるとは限らず、まったく原因が異なる病気でもそのような症状が出ることはあるため注意が必要です。
ワンちゃん・ネコちゃんに人の風邪のような症状が出てきた場合は、速やかに動物病院で受診されることをおすすめします。
規則正しい生活で健やかな毎日に
「人間の風邪はペットにうつる？」という質問をよくいただきます。一般的な人の風邪の原因となるウイルスは、ワンちゃん・ネコちゃんには無害ですのでご安心ください。
また、ワンちゃん・ネコちゃんに感染して呼吸器感染症を引き起こすようなウイルスの一部にはワクチンがあるため、接種によって免疫をつけることが可能です。それでも若齢や老齢のペットは免疫が弱っていることもあるのでご注意ください。また、不摂生も感染症への免疫を弱めます。規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
ペットのみならず飼い主の皆さまも風邪などひかないようご自愛ください。
健康アドバイス
ペットには嬉しくないお部屋の暑さ
毛皮に包まれているワンちゃん・ネコちゃんは人間に比べると寒さに強いです。むしろ暖房器具を人間に合わせて使用することで、ペットたちには暑い温度になる場合が多いので注意しましょう。熱を発する器具を使用しているおうちでは、近くにいるワンちゃん・ネコちゃんが火傷していないか、熱中症になっていないかなど気を配ってあげたいもの。ペットにとっても人にとっても快適＆エコな環境で健やかにお過ごしください。
今回はワンちゃん・ネコちゃん共通の「風邪」のお話です。