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vol.12
犬や猫も認知症になる?
犬や猫も認知症になるって本当?
人間と同じように、犬や猫にも認知症のような状態が現れることがあります。高齢になると脳の機能が徐々に低下し、行動や感情に変化が現れることがあるのです。例えば、夜鳴きがひどくなる、飼い主の顔を覚えていないように見える、同じ場所をぐるぐる回るなど、普段とは違う行動が見られるようになります。こうした変化は老化の一部とも言えますが、生活に支障をきたすようであれば注意が必要です。
認知症のような行動は、他の疾患によるものと見分けがつきにくい場合もあり、正しい知識と観察が重要です。
原因や症状は?飼い主が気づけるサインとは
認知症の主な原因は、脳内の老化による神経細胞の変化です。特に12歳以上の高齢犬や高齢猫に多く見られます。症状には、夜間に興奮しやすくなる、昼夜のリズムが乱れる、家の中で迷子になる、排泄の失敗が増えるなどがあります。また、同じ行動を繰り返す「常同行動」が見られることもあります。
これらの兆候を早期に察知することで、対処や予防の選択肢が広がります。定期的な健康診断も、認知症の兆しを早くとらえる一助となります。
できることから始める、
認知症の予防と対応
日々の生活環境と
食事の工夫がカギ
認知症の進行を防ぐには、脳への刺激を日常的に与えることが大切です。例えば、散歩コースを変えてみたり、新しいおもちゃで遊ばせたりといった工夫が有効です。
また、適切な食事管理やサプリメントの活用も脳の健康維持に役立つとされています。愛犬・愛猫の様子をよく観察し、少しでも異変を感じたら獣医師に相談しましょう。
何気ない日常の工夫が、大切な家族のQOLを守ることにつながります。
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「最近、うちの犬が夜中に吠えることが増えて。。もしかして認知症?」
「猫のトイレの失敗が増えてきたんだけど、年齢のせいかな。。」
そんなお悩みを持つ飼い主さんのために、この記事では犬や猫の認知症についてわかりやすく解説します。