お役立ち情報

vol.16
トイプードルに
多い病気と日常でできる
予防・対策のポイント
パテラや皮膚トラブル..
トイプードルのリスクとは
トイプードルは小型で可愛らしい外見ですが、膝蓋骨脱臼、皮膚炎、アレルギー、外耳炎などにかかりやすい傾向があります。
膝蓋骨脱臼は痛みを伴い、足を上げる・かばうなどの歩行異常が見られることがあり、放置すると関節炎の原因にもなります。さらに豊かな被毛はこまめなトリミングとブラッシングが必要で、手入れを怠ると毛玉や皮膚トラブルにつながる可能性があります。
また、体が小さいため冷暖房の影響を受けやすく、過剰な体温変化が免疫機能に影響を与えることがあります。
日常ケアでできる予防と健康維持
トイプードルの健康を守るには、食事・運動・住環境全てに配慮が必要です。フローリングには滑り止めマットを敷き、ジャンプや段差を避けることで関節への負担を軽減します。
耳の中は湿度がこもりやすいため、こまめにチェックして清潔を保つことが有効です。また、歯磨きやブラッシングを日課にすることは、歯周病や毛玉の予防になります。
フードはカロリーや関節サポート成分が含まれたものを選ぶなど、獣医師による定期健診で健康状態を客観的に確認する習慣が重要です。
獣医師がおすすめする
早期対策の流れ
「気になる症状」を
みつけたらまずは相談
普段のケアの中で違和感や痛みの兆候を感じた場合、早めに獣医師に相談しましょう。膝のチェックでは「階段や歩行時のぎこちなさ」「片足を浮かせる行動」などが観察ポイントです。
外耳炎では、赤み・痒み・耳をよく掻くといった変化が出た時点で治療を開始する事が理想的です。その他、涙やけや口臭なども放置せず、原因を突き止めて最適な対応を取ることが、愛犬のQOLを守る上でとても重要です。
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「足をひきずるように歩いていて心配..」「涙やけがだんだんひどくなってる」
ぬいぐるみのような見た目に反して、健康面では注意が必要なトイプードル。その特徴とケア方法を獣医師が詳しく解説します。