お役立ち情報

vol.18
【猫の便秘対策】
家庭でできるケアと
おすすめフードを
獣医師が解説
猫の便秘とは?
原因と症状を正しく理解しよう
猫の便秘は、便の排出が困難になる状態で、2日以上排便がない、硬くて量が少ない、血や粘液が混じるなどの症状が見られます。原因は、水分不足、毛玉の蓄積、運動不足、腸の病気などさまざまです。特に老猫や室内飼育中心の子は運動量が少なく、脱水しやすくなるため便秘のリスクが高まります。軽症であっても放置すると腸閉塞や消化器の慢性トラブルに繋がることもあります。
家庭でできる!
便秘を改善する4つの対策
便秘改善の鍵は、水分補給・食事・運動・ブラッシングの4点セットです。
- ★水分補給 :
- ウエットフード中心に切り替えるだけで水分摂取量が増加し、便が柔らかくなります。
- ★食事の工夫 :
- 弁の通りを良くする繊維質や整腸効果がある成分(オリゴ糖、食物繊維、プロバイオティクス等)が含まれる特別フードが役立ちます。
- ★運動習慣 :
- おもちゃや猫じゃらしを使って毎日10分~15分の軽い運動を取り入れましょう。
- ★ブラッシング :
- 毛玉は腸内の通りを妨げることがあるため、定期的な毛のケアも重要です。
これらを組み合わせることで便秘が改善しやすくるなる可能性が高まります。
便秘が続く時の
チェックポイント
排便時間・便の硬さ・量・
食欲・元気の有無を家で観察
自宅で「今までどれくらい排便したか」「便が硬いか柔らかいか」「食欲があるか」「元気に遊んでいるか」などをカレンダーで記録しましょう。2日以上変化が続く場合や、血便・嘔吐・ぐったりが見られる場合は、迷わず動物病院に相談することが重要です。原因によっては、鎮痛剤や下剤の投薬が必要になります。便秘の長期化を防ぐためには獣医師による診断が必要です。
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「うちの子、2日以上トイレに行かなくて..大丈夫?」
「便が硬くて出づらそうで、苦しそう..」そんな不安を抱える飼い主さまへ、獣医師が安心できる家庭でのケア方法をお伝えします。