お役立ち情報

vol.20

雷や花火が怖い犬へ。
音を克服する方法と
飼い主の対策

「雷が鳴ると震えて隠れちゃう..」「花火の音が近づくとパニック状態で大変!」
そんな悩みを抱える飼い主さまへ、安心して過ごせるケア方法をお届けします。

なぜ音だけで恐怖症状が
出るのか?犬の聴覚と心理背景

犬は人よりも敏感な聴覚を持ち、雷や花火の音は大きなストレスになります。音の予測不能性や急激な音量変化は、神経過敏・呼吸数増加・震えなどの恐怖反応を引き起こす原因です。
過去に怖い経験が強く記憶されていると、同じ音が恐怖のスイッチとなり、パニック行動を引き起こすこともあります。

音慣れトレーニングと
環境の整備法

音慣れ訓練(ディソシエーション法):雷音や花火音の録音を低温量で繰り返し再生し、おやつや遊びとセットにしてポジティブな印象に変換。音量を少しづつ上げていくことで、恐怖反応が軽減されます。
遮音対策:厚手カーテンや遮音マット、窓の隙間を塞ぐなどで外音をやわらげ、犬が安心できる環境を作ります。
安心スペース設置:クレーとやケージ内に毛布・ぬいぐるみ・飼い主の衣類などを置くことで、自己回復する「ベースキャンプ」の役割を果たします。
飼い主の対応:「大丈夫だよ」と優しく語りかける、抱きしめる、自分が同様しない姿を見せることが安心につながります。

補助的な支援策と
医療的アドバイス

獣医師によるアドバイスと
補助アイテム活用

ディソシエーションだけで改善が難しい場合は、獣医師に相談し獣医師推奨の抗不安薬やフェロモン製剤、セラピー用サプリメントの導入も検討しましょう。さらに「安心ミュージック」等を流す環境整備も有効です。プロのトレーナーによる行動カウンセリングも選択肢として有用です。

お近くの病院を探す

サイトご利用にあたって

当サイトはドクターのアドバイスは見られますが、気になる症状がありましたら
早めにかかりつけの動物病院で診察を受けてください。