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vol.26

猫の腎臓病に備える!
家庭でできる
5つの予防策まとめ

「うちの猫、そろそろシニアだけど、腎臓は大丈夫かな?」
「予防って何から始めればいいの?」
そんな不安を持つ飼い主さんに、獣医師が実践的な予防策を詳しく説明します。

猫の腎臓病はなぜ起こる?
初期症状を見逃さない

猫では慢性腎不全に陥る可能性が高く、原因は加齢や脱水、遺伝素因など多岐にわたるといわれています。
初期症状は飲水量減少、頻尿、体重減少、食欲不振などですが、日常の変化として見落とされがちです。
早期に発見できれば、内科治療や食事療法で進行を遅らせることができるかもしれません。

家庭でできる5つの予防策

以下の5点を習慣化することで腎臓への負担を軽減できる可能性があります。

水分摂取の促進:ウエットフード、自動水飲み器などで水分摂取
体重コントロール:過体重は腎臓負担に直結。適正体重の維持が重要
尿検査の定期実施:年1~2回の健診で尿や蛋白をチェック
ナトリウム制限食導入:腎臓への負担を軽減食するため獣医師と相談
ストレス軽減環境:トイレを複数設置・遊び場の確保・高低差の工夫で快適環境を構築

獣医師と連携し、
早期発見へ

気になる変化はすぐに確認
&検査で速やかに対応

毎年の健康診断に加え、飲水量やおしっこの回数を観察し、「いつもより多い」「濃い尿」「足元がおぼつかない」など少しの変化でも動物病院に相談する体制が望ましいです。
異常がみつかれば、早めの食事療法、サプリメント、点滴管理などでQOLの維持ができるかもしれません。

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