お役立ち情報
vol.05
人と同じようにペットも歯は健康な毎日の基本
歯垢を放置すると歯周炎や 内臓疾患になる可能性も
ワンちゃん・ネコちゃんのデンタルケア、どうしていますか?
犬の歯は人と異なり虫歯にはなりにくいのですが、歯周病にはなります。食ベカスや細菌のかたまりが歯周ポケッ トにたまって歯垢になると、歯肉の炎症 「歯肉炎」が起こります。そのまま3〜5日放置すると歯垢は歯石となって、歯磨きなどではなかなか取れなくなっ てしまいます。
炎症がさらに進行すると、歯を支える歯周組織がこわれる「歯周炎」を発症します。重症化すると頬に穴があいたり、あごの骨が折れてしまったりすることがあります。
また、歯垢中の細菌が歯肉の血管を通って全身に運ばれ、心臓や腎臓をはじめとする内臓疾患を引き起こす可能性もあります。
デンタルガム・シートから少しずつステップアップ
歯周病を予防するには、歯垢が歯石になる前にケアしてあげることが大切です。
毎日の歯磨きが理想ですが、なかなか大変ですね。ワンちゃんが歯磨きを嫌がって飼い主さまの負担が大きい場合、デンタルガムやデンタルシートで始めて、2〜3日に1度の歯磨きなどへと少しずつステップアップしてみましょう。
ネコちゃんの場合も嫌がる子が多いですが、ワンちゃんと同様にデンタルケアが必要です。口臭が気になる、ひどく痛がる、出血しやすいといった場合は早めに動物病院に相談しましょう。
夏の健康アドバイス
繁殖が活発になるノミにご用心
ワンちゃん・ネコちゃんに小さな黒いツブツブが付いてたら、それはノミのフンかもしれません。ノミが寄生すると、アレルギー性皮膚炎を起こしたりお腹に寄生虫(条虫)がうつってしまったりする可能性も。
春から秋まではノミの繁殖が活発なシーズンですが、近年は室内飼育が多くなり季節に関わらずノミに感染した子が見られます。普段生活する場所の清掃を徹底し、予防のために定期的な駆除薬の使用をオススメします!
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今回はワンちゃん・ネコちゃんの健やかな食生活を支えるデンタルケアのお話です。