秋はワンちゃん・ネコちゃんの健康管理の見直しが必要
気温が安定しない初秋を健やかに過ごすにはさまざまな注意が必要
今年も全国各地で暑い夏となりましたね。ピークは過ぎ去ったとはいえ、まだまだ暑い日が続きますので、人もペットも引き続き熱中症への注意は必要です。
また、涼しくなって特にワンちゃんはお出かけの機会が増えると思いますが、暑さにより息をひそめていた吸血甲虫たちも元気に活動します。フィラリア症予防、ノミ・マダニ対策がしっかりできているかどうか、もう一度見直しましょう。「今年はまだ」というペットには、今からでも予防を行ってあげることをおすすめします。
ペットの健康に関する小さな心配事は秋のうちに解消
秋はワンちゃん・ネコちゃんの健康管理の見直し期間です。「いま食べているフード・おやつは本当に体に合っているのかな？」「デンタルケアがあまりできていないけれどお口の状態は大丈夫？」「体重は適正？」「これはうちの子の個性？それとも病気？」などなど飼い主さまが普段抱えている小さな心配事を、ぜひ動物病院にご相談ください。ある程度の心配事ならその場で解消される可能性もありますし、病気になる一歩手前で発症を防げることも期待できます。
イオンペットの動物病院では毎年この時期に「ペットドック」という全身検査を行っていますが、症状を伴わないワンちゃん・ネコちゃんの「隠れ疾病」が数多く見つかります。放っておくと後々大変なことになるケースがほとんどです。この機会に全身検査をご検討ください。
初秋の健康アドバイス
食欲の秋こそ、与える食べ物の見直しを
秋刀魚、松茸、栗など食べ物がおいしい季節です。室内飼いのワンちゃん・ネコちゃんもみなさんのごちそうを虎視眈々と狙ってはいないでしょうか。人のごはんをついついあげてしまうと、肥満の原因だけでなく思わぬ健康トラブルを引き起こすことがあります。秋の味覚では、ぶどうはワンちゃんの腎障害につながるし、柿は小型のワンちゃん・ネコちゃんの腸に種が詰まるケースがあります。ペットに与えて良いものを見直してみましょう。
獣医師がペットの健康に関する知識と情報をご紹介します。今回はワンちゃん・ネコちゃん共通の健康管理についてのアドバイスです。